[雑誌]新建築 2020年2月号 /集合住宅特集 zip

特集:集合住宅特集 集合住宅特集
建築論壇で槇文彦さんと朝倉健吾さんに伺ったヒルサイドテラスの50年は、まさに住みながら都市をつくり続ける試みでした。予算や敷地の手配などから一度に全体をつくることができず、時間をかけて少しずつ、時々の変化に合わせてやってきたことで、多様な関係性が生まれたとのこと。しかし、旧山手通りから引き込む「みち」と「広場」という、セミパブリックな場所をつくる都市への変わらぬ思想があり、住居、店舗、レストラン、文化施設などの複合や、顔の見える人びとの関係がつくられたからこそ、その多様性が生かされたのだと思いました。そうした関係はオンデザインの「神奈川大学国際学生寮」や竹中工務店の「深江竹友寮」のセミパブリックな場所を中心とした住み方や、「はとやまハウス」の郊外分譲住宅に学生や移住者を巻き込む仕組みにもありそうです。熊本地震(2016年4月)の災害公営住宅でもリビングアクセスや軒下空間など、セミパブリックな場所がつくられています。新たな文化のコミュニティをつくったり、教育の場となったり、高齢者のサポートや子育ての場となったり、住むという、場所を共有し、関係を構築することにできることはたくさんありそうです。

Download/ダウンロード

http://katfile.com/xjc98j9se0ke
https://mexa.sh/j7q78u8sv0ge
http://nitroflare.com/view/A72B8214FDAAA5E
https://rapidgator.net/file/a4cd6f6aa28afff12e9d9950ec71152a
http://ul.to/b5hv9gw5

Comments are closed.