「俺をこんなにさせるのは、お前だけだ」
出版社で働く鹿島千夏は人の顔色を窺うのがクセで、本音を隠して周りにあわせてばかり。そんな自分が嫌なのになかなか変わることができない。
ある日、同窓会に出席するが、そこでも周りに合わせて無理をしてしまう。
そこへ元カレの礼央が現れて――。
『だめ……礼央の顔を見ると、気持ちが揺らいじゃう』
過去、周りの意見に流され別れを告げてしまった彼を前に、気持ちが揺らぐ千夏は逃げ出してしまうが――。
「俺がお前をどれほど好きか、わからせてやろうか」
捕まった私は、弱点を知り尽くした彼の愛撫に身も心も溶かされて……。
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